工事業の見積書は、ただ金額を提示するだけの書類ではありません。
お客様にとっては「なぜこの金額なのか」を判断する材料であり、社内稟議を通すための重要な資料でもあります。

そのため、仕様が曖昧では「もっと安い会社にしよう」と価格だけで比較されやすくなり、結果的に利益を削られる可能性も。
また、顧客社内で承認が得られにくく、契約までの時間が無駄に延びてしまうことも。
ハウロードシリーズなら、仕様を省略せずに正確に記載できるため、金額の根拠を示しやすく、顧客の社内承認もスムーズに進みます。
さらに、そのデータは経営に役立つ資産として蓄積され、案件分析や戦略策定の基盤としても活用可能。

単なる効率化にとどまらず、「選ばれる見積書」を生み出し、会社の競争力と利益を守る武器になるのじゃ。
・「なぜこの金額なのか」を根拠付きで提示できるため、安さだけで比較されにくくなる。
・仕様が明確なので、顧客側も上司や経理にスムーズに説明・提出できる。
・正確な仕様と金額がデータとして残るため、案件分析や戦略策定の基盤にも!
どんな機能?
見積明細には長い材料名や仕様を正確に入力することが求められます。
ハウロードシリーズは各項目の文字数を工事業に即した十分な文字数に設定。
品名・仕様はそれぞれ半角72文字(全角36文字)までご入力いただけます。
複雑な材料名や詳細な仕様を余すところなく入力可能です。

ここがポイント!

見積書は、単に「金額の大小」で選ばれることが多いのも現実。
お客様が仕様や条件を正しく理解できないまま、数字だけで判断してしまうと、「もっと安い会社があるから」と値引き交渉をされやすくなる要因にも。

本来確保できる利益を削られてしまうわい。
しかし、見積書に材料名・仕様などを正確に明記しておけば、「この条件だからこの金額になる」という根拠をしっかりと示すことができます。
例えば「配管工事一式:50万円」とだけ書かれた見積と、「塩ビパイプ φ100・10本」「継手各種」「施工手間 ○人工」など細かく内訳を示した見積とでは、顧客が受ける安心感は大きく違います。
根拠を伴った明細があれば、お客様も単純に「安さ」で比較するのではなく、「きちんと説明されている」「信頼できる」と感じ、金額以上の価値を認めてもらえるのです。

無理な値引きに応じずとも受注できる確率が高まり、適正利益を守れる経営につながります。

見積書は、顧客担当者が即決できるケースばかりではありません。
多くの場合、社内の上司や経理部門の承認を経てから正式な契約に至ります。

じゃから、見積内容が曖昧だと、担当者は「これでは社内に説明できない」と思ってしまうこともあるじゃろう。
お客様によっては承認に時間がかかったり、場合によっては差し戻しされてしまうこともあります。

例えば、「材料一式」「工事一式」といった大雑把な記載では、上司や経理は「何が含まれていて、何が含まれていないのか」が分からず、稟議に必要な根拠を提示できません。
一方で、材料名や仕様、数量、掛率などがしっかりと記載されている見積書であれば、顧客担当者がスムーズに社内に提出できます。
仕様を明確に書き込むことは、自社の提案を「選んでもらいやすくする」だけでなく、顧客が社内承認を得るためのサポートにもなります。
お客様にとって「安心できる見積書」は、長期的に信頼されやすく、結果として受注率の向上にも繋がります。

材料名・仕様・数量・単価といった情報を正確に残しておけば、案件ごとの原価や利益率を比較する材料になります。
お客様別の取引履歴を分析することで、重点的にアプローチすべき取引先や、改善が必要な領域が見えてきます。
こうしたデータが積み重なれば、見積書は「その場限りの書類」から「将来の戦略を決める基盤」へと変わります。

受注率アップだけでなく、中長期的な経営戦略の精度を高める投資にもなるのじゃ!