経営判断を加速する見積書検索機能――過去見積の分析で戦略を磨く

工事案件が増えると、それぞれの見積書も膨大になります。

その結果、過去に作成した見積を探すだけで会議の時間が削られたり、担当者に確認の電話が増えたりするなど、経営者や部門責任者の意思決定のスピードを鈍らせてしまいます。

ハウロードシリーズの見積書検索機能は、この悩みを解消し、経営判断に必要な情報を瞬時に取り出せる仕組みを提供します。

見積番号や作成日、担当者名、顧客名など複数の条件を組み合わせて検索できるため、膨大な見積データの中から目的の見積書をすぐに抽出でき、検索に費やす時間を大幅に短縮できます。

・過去の見積履歴を条件検索で一覧化できるため、「どの顧客に、どんな単価で、どんな内容を出しているか」が一目でわかり、戦略立案がスムーズに。
・実勢単価や材料費の変動を把握できるので、価格設定や利益率改善のためのデータを集める手間が減ります。
・案件履歴をもとに最適なフォロー営業のタイミングをつかむことができ、受注チャンスを逃しません。

 

どんな機能?

見積書検索機能は、見積番号や作成日、担当者名、
お客様名など複数の条件から見積書を絞り込める検索機能です。

条件は複数組み合わせるアンド検索が可能で、
見積記号・提出先・日付・工事名・工事場所・金額・担当者・取引先など、
多彩な項目に対応しています。

金額については「○○円~○○円」の範囲指定も行えます。
過去の見積データを効率的に確認できるため、
お客様の要望に応じた見積書の更新や再発行がスムーズに行えるほか、
以前の見積を参考に新しい見積を作成する際にも役立ちます。

複数の担当者が同じデータベースを利用するため、
担当者が不在でも進行中の見積案件を把握でき、
業務の重複や連携不足によるミスを防止します。

 

ここがポイント!

顧客別・期間別の見積金額分析で営業戦略を立てやすく

内容経営者が売上計画や営業戦略を立てるうえで重要なのは、顧客別・時期別の受注傾向を把握することです。

見積書検索機能は条件検索により、特定の顧客や期間に絞り込んだ見積一覧を素早く表示できます。

例えば「過去1年間でA社に提出した見積をすべて抽出」すると、各案件の見積金額や工事内容が一覧化され、どのタイミングで高額な案件が集中したか、受注率がどう推移したかがわかります。

このデータを基に、重点顧客へのフォロー時期やキャンペーン期間を計画するなど、営業施策に活かせます。

また、期間別に見積額の総額を比較すれば、繁忙期・閑散期の傾向を読み取り、リソース配分や人員計画に反映できます。

 

単価設定と利益率改善の参考資料に

内容見積書検索機能で蓄積された過去の見積データは、単価設定や利益率の改善にも役立ちます。

条件検索で特定工種の見積を一覧表示し、材料費や工賃の推移を確認すれば、見積時点の単価と実際の仕入価格の差を把握できます。

どの工種や工程で粗利が下がっているかを特定し、次回見積の単価設定を見直すための根拠を得られます。

見積金額や原価金額を条件に検索できるため、原価率が高い案件や利益が出にくい条件をあらかじめ抽出し、利益改善に向けて重点的に検討できます。

また、高騰しやすい資材の使用傾向や仕入価格の変動を把握できるため、価格交渉や契約の見直しにも活用でき、長期的な原価削減に寄与します。

 

タイトル案件履歴をもとにしたフォロー営業のタイミング把握

内容過去に提出した見積の履歴を一覧化できることは、フォロー営業のタイミングを計るうえでも大きなメリットです。

検索機能を利用して「見積の有効期限が近い案件」や「提出後一定期間返信のない案件」を抽出すれば、担当者が次に連絡すべき顧客がすぐに分かります。

さらに、過去に提示した内容や単価を参照しながら連絡できるため、見積の内容を再説明する際にもスムーズです。

部門責任者はチーム内の進行中の見積案件を共有し、担当者が不在の場合でも状況を引き継げるので、顧客対応の機会を逃さずに済みます。

フォロー営業の質とタイミングが向上し、受注率の向上につながります。