経営者にとって見積書は、金額を提示するだけの書類ではなく、会社の利益を見極める大事なデータです。
ただし実際には、外注費や仕入価格、社内マージンといった内部情報は、顧客にそのまま見せるわけにはいきません。
一方で、社内では「どこで利益を確保しているのか」をきちんと把握できなければ、正しい経営判断が難しくなります。

そこで役立つのが ハウロードシリーズの階層機能と、隠れ階層機能です。
顧客に提出する見積からは不要な情報を非表示にしつつ、社内用には詳細を残すことができます。
- 利益の根拠を社内でしっかり把握
- 顧客には分かりやすく整理された見積を提示
経営者にとって、これは「守る情報」と「伝える情報」をうまく切り分けられる仕組み。
健全な利益管理と顧客からの信頼の両方をシステムで実現します。
・隠れ階層を活用、外部に見せる情報と内部で管理する情報を同時に運用
・外注費やマージンなどを社内用に残し、原価管理や収益分析の精度向上
・提出用と内部用を一度に作成。二重管理や二度手間がなくなり、管理コスト削減
どんな機能?
見積書を最大6階層まで分けて構成できる機能です。
細かい作業項目を整理し、
「どこにどれだけ費用がかかるか」が直感的に分かる見積書になります。
また、特定の階層を印刷時に非表示にできます。
外注費や社内マージンなど、顧客には開示しない情報を内部用に保持しつつ、
顧客に提出する見積書からは隠せます。

ここがポイント!

工事の種類が多岐にわたり、外注費や材料費、社内マージンなどが入り組むと、どの工程で利益を確保しているのか見えにくくなります。
階層化により、基礎工事・内装工事・設備工事といった大きな区分ごとに費用と利益を整理。

そこで「階層&隠れ階層機能」が役立ちます。
隠れ階層では、外注費や詳細な原価データを社内用に保持して、どこでどのくらい利益が発生しているかを明確に確認できます。
- どの工事で利益が出ているのか
- どの部分がコストを圧迫しているのか
といった収益の全体像を一目で把握可能になります。
さらに、数量や金額の修正があってもシステムが自動で再計算するため、経営者は常に最新の数値を元に判断できます。
その結果、経営判断のスピードは速く、しかもブレのない精度の高いものに。

隠れ階層機能を使えば、顧客には必要十分で整理された情報だけを提示。
社内用には利益率や詳細コストを残して管理といった切り分けができます。
内部の戦略情報を守りつつ、外部対応の透明性を確保。
守るべき情報のバランスを自動で保てるのが、この機能の最大の強みです。
顧客との信頼関係を崩さずに、会社としての競争力や収益構造も守れます。

不必要なトラブルから従業員を守るというメリットも。
内部の利益や原価情報が顧客に出ないので、担当者が不利な質問を受けることが減り、説明に余計なストレスを抱えなくて済みます。
また、情報の切り分けルールがシステムで明確化されているので、新人や後任者でも安心して見積を作成でき、教育コストが下がります。

システムで切り分けられるため、業務のスピードと正確性が向上するのじゃ!