残業や休日出勤も多い工事業。現場管理者にとって、労務単価の管理はとても重要なポイントです。
もし残業や休日出勤の単価が担当者ごとにバラバラだったり、計算ルールが曖昧だったりすると、「自分だけ不利ではないか」という不満や、経理との食い違いによるトラブルが起こりやすくなります。

ハウロードシリーズの担当者マスタは、こうした課題を解決できます。
- 標準単価を設定し、誰が見ても同じルールで計算。
- 担当者別の労務単価も設定可能で、資格やスキルを持つ職人の個別単価に対応。
- 登録した単価は見積や原価計算にすぐ反映され、現場ごとの収支を正確に把握できる。
現場の不満や誤解を防ぎながら、正確な収支管理につなげることができます。
・全社の基準を守りながら、特殊な技能や資格を持つ職人に合わせた単価設定ができる。
・単価の変更や勤務区分の計算がシステムで自動化。担当者の手間を減らし、本来の現場管理に集中できる。
どんな機能?
標準単価を基準にしながら、担当者ごとの
勤務実態やスキルに応じて個別単価を登録できます。
勤務区分ごとの計算を自動化し、現場管理者の負担を大幅削減。
トラブルを防ぎながら正確な収支管理を実現します。

ここがポイント!

現場では、すべての職人や社員が同じ単価で働いているわけではありません。
経験やスキル、資格の有無、あるいは勤務時間帯(定時・残業・休日)によって、労務単価は変動します。

ハウロードシリーズは、この違いを正しく反映できるわい。
担当者マスタでの個別単価設定で、標準単価を基準にしつつ、担当者ごとに「定時」「残業」「休日」など勤務実態に応じた単価を細かく登録できます。
正確で公平な労務費管理が可能となり、現場トラブルの防止や収支の安定につながります。
会社全体で共有する「標準単価マスタ」は、最低賃金改定や基本的な労務費の基準として、見積や実行予算に反映される全社共通の物差し。
一方で、現場では担当者ごとにスキルや資格、勤務条件の違いがあるため、標準単価だけでは現実に合わないケースが出てきます。
そこで役立つのが「標準単価との併用」です。
標準単価を基準として守りながら、原価管理を行う際は担当者マスタに登録されている個別単価を算出することで、現場の実態を正しく反映できます。
- 会社全体の統一性を保ちながら、現場ごとの特殊条件も加味。
- 全員に同じルールを適用しつつ、特殊なスキルを持つ人材は正しく評価できる。

最低賃金が引き上げられたとき、標準単価マスタをまず修正すれば、その基準値は全社的に反映されます。
担当者ごとに残業や休日出勤の単価を細かく設定している場合は、担当者マスタでの上書きを行うことで、以降はその単価が見積や実行予算、原価管理に反映されます。
最低賃金改定後も担当者ごとに正しい単価で管理でき、赤字や法令違反のリスクを防げます。

工事を行う上では、「今この工事でどれだけ利益が出ているのか」を正しく把握することも重要。

労務単価の更新が遅れたり、部署ごとに異なる数字を使っていたりすると、現場の収支が見えにくくなり、赤字に気づくのが遅れる危険があります。
ハウロードシリーズでは、担当者マスタや標準単価マスタで設定した労務単価が、見積・実行予算・原価管理へ即時に反映されます。現場ごとの原価計算がリアルタイムに行われ、収支を常に最新の状態で把握できます。
- 労務費の増減が直ちに数値化されるため、予算超過や利益の目減りにすぐ対応できる。
- 実際の労務単価に基づいた原価計算なので、予測と実績の差異を正確に把握できる。