「工事別原価推移表」は、各工事の原価の動きを月別で一覧表示できる便利な帳票です。
材料費・労務費・外注費など、原価の積み上がり方が時系列で“見える化”されるだけでなく、抜粋検索機能によって、必要な工事だけを絞り込んで表示することも可能。
さらに、ハウロードシリーズなら「今確認したい工事」だけを抜粋検索で素早く呼び出せるので、情報収集や異常値のチェック、戦略的な判断にもスムーズに対応できます。
・材料名や仕様をキーワードで検索すれば、該当する工事のコスト推移がまとめてチェック可能
・抽出設定を切り替えるだけで、利益率の高い工事・工期が長い工事…など、あらゆる切り口から分析できる
・担当別に抽出すれば、工事ごとの進め方やコスト感の違いが明確に。教育や戦略判断の材料に
どんな機能?
工事ごとに発生した原価を月単位で時系列に並べて表示できます。
登録を行った情報から自動転記されるため、手入力の手間なく一覧化。
対象期間や工事を選んでボタンを押すだけで、
情報が集計された一覧が自動で表示されます。

ここがポイント!

工事別原価推移表は、工事ごとに、各月の原価の動きを費目別に横並びで一覧表示する帳票です。
単に総額を見るのではなく、“いつ、何に、どれだけのコストがかかったか” を具体的に把握することが可能になります。
- 1月は材料費が突出して多いが、2月以降は落ち着いている
- 外注費は3ヶ月連続で発生しており、内製化の検討余地がありそうだ
- ある月だけ労務費が跳ね上がっているが、臨時対応やミスがあったのではないか
といった、異常値や偏りに気づく“きっかけ”を与えてくれるのが大きなメリットです。
原価が月ごとにどのように積み上がっていくかを見ることで、「工事が計画どおりに進んでいるか」「特定の月だけ異常にコストが膨らんでいないか」といった進行管理的な視点でもチェックが可能です。
工事別原価推移表では、全工事データの中から、特定の条件に合う工事だけを表示することができます。
たとえば「今年受注した工事だけ」「特定の部門で担当した工事だけ」など、自分が今注目したいものだけをピックアップして表示できるため、無駄な情報に惑わされることなく、スピーディで的確な判断が可能になります。

たとえば「この営業担当の案件は原価が上がりやすい?」「A社の案件は資材費が多め?」といったように、人・企業ごとの傾向分析にも活用でき、育成・戦略にもつながります。
- たとえば「鉄筋」「外構工事」など特定のワードを含む工事だけを取り出し、その項目に関連する原価の推移を集中的に見ることができる
- 月次決算・四半期分析・年間比較など、時系列での経営判断を支えるツールとしても役立つ
「粗利率の低い工事」で抽出し、次に「受注金額が高い工事」、さらに「自社施工のみの工事」…といったように、切り口を変えて何度でも抜粋し直せるため、さまざまな角度から情報を活用いただけます。